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今日はPOCヘルメットのスピンモデルとMIPSモデルのフィット感の違いについて考えます。(青いパッドがスピン、黒いパッドがMIPS)
POCのベントラルシリーズやオムネシリーズでスピンシステムの物を使っている人は多いと思いますが、そろそろ買い替えの人もいると思うので、それに対してです。
POCは以前スピンシステムというゲルパッドを利用した回転衝撃に対応するシステムを自社開発して使ってきました。 非常に優秀なシステムだったのですが、回転衝撃のパイオニアであるMIPSの特許を侵害しているとしてMIPSから訴えられました。 2社の話し合いの結果スピンシステムをほぼそのままMIPSインテグラとして採用する事で決着したみたいなんです。
多分そのままでもMIPSの基準は通過するのでしょうが、スピンモデルとMIPSモデルではほんの僅に変更点があります。
シェルは同じ物で前頭部のパッドは位置も形状もほぼ一緒ですが、変更点は主に2ヶ所 ・耳の脇と後頭部に小さなパッドを追加(耳の脇は前のパッドと繋がっている) ・パッドが接触する部分のシェルがつるりとした硬いMIPSの物に変更されている
このうち問題なのは耳の脇のパッドです。 同じシェル幅にパッドが追加されている為にその分左右の幅が狭くなります。 POCのグローバルフィットはただでさえ幅が狭いのにMIPSはパッドの追加でスピンシステムに比べて僅に幅が小さくなっている感じです・・・
スピンで耳脇の幅がジャストだった人は同じサイズだと入らない可能性があるので試着した方が良いかと思います。
とは言えPOCは取り扱いも少ないから試着出来る場所も少ないんですよね。
ちなみにPOCの最近のモデルはアジャスター調整幅が広くなっているので初期のオクタルでアジャスターがしまりきらなかった人でもしまりきる可能性はあります。(私はオクタルのMではアジャスターがしまりきりませんが他のシリーズは大丈夫です)
POCヘルメットの注意としてはワイドフィットモデルもありますが、かなりワイドなので注意です。 ワイドフィットのSはグローバルフィットのMよりかなり大きいです。
今年はフルマークスの他に東商会がPOCを取り扱っていますが東商会がどのモデルを仕入れるかは不明です。(POCはモデルが多いので全てという事はないでしょう)
それとPOCはモデルやカラーによってはJCFシールがついてこないので、JCF公認レースに出る人は要確認!
ただし前にも書きましたがJCF公認レースにでない一般の人はJCFシールなんて全く意味がないので気にする必要はありません。 シールがあってもなくても同じモデルなら製品の安全性自体に違いは無いです。
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