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UCIの新規制の続報です。今回はかなり影響がありそうなフォークの幅規制です。
来年からスタートする新しい規制ではフロントフォークは幅115mm以下、リアフォーク幅は145mm以下となっています。 少し前に書いたファクターの新型バイクがこれに引っ掛かるんじゃないかとネットで話題になっています。 ファクターのバイクはツールで正式発表だと思うので、既に販売用フレームの生産はかなり進んでいると思いますが、規制にかかった場合、UCIのホモロゲーション番号を取得出来ないから、ロードレース用として発売出来ないんじゃないかと思います(^^;
もちろんファクターだけではなく多くのメーカーの開発中のバイクが該当しそうですが、ファクターは既に試作品が走っているので一番ヤバそうです。 写真をみるとフロントフォークは引っ掛かりそうです。バックフォークは不明。
幅が広ければ接触リスクも上がるだろうし、仕方ない規制だとは思いますがもっと早い段階で発表した方が良いかと思います。
まぁ、ビアンキオルトレRCのエアディフレクターみたいに発売した後でUCIからダメ出しされてレースで使えませんとかやられるよりはましだとは思いますが・・・事前審査で弾いてやれよ!(オルトレRCだってホモロゲーション番号取得しているんだからおかしな話しです)
おまけ (新規制絡みで最後に本題の続きがあります)
暫く前に朝練でツアーマガジンのエアロ性能ランキングの話がでました。
○○というフレームはツアーマガジンのエアロ性能テスト△△wだしているから、□□wの●●というフレームよりエアロ性能が高いと思いますが、kanさんはどう思いますか?
という様な内容です。
ツアーマガジンのエアロ性能テストはフレームではなく販売している完成車に対してのエアロ性能の数値です。
例えば旧型エアロードCFRのエアロ性能202wはDTスイスのホイールARC62(62ミリハイト)を使っての値です。 ツアーマガジンで同じ自転車のホイールをARC50(50ミリハイト)に変更したテストもしていますがこの場合は207wになっています。 昔からリムハイト1センチは4wといわれていましたがそれを証明する結果でもあります。
またハンドルを変えたら数ワット、ケーブルをフル内装すると数ワットとか簡単に変わってきます。 繰り返しますがツアーマガジンでの速さはフレームではなく完成車パッケージでの数値です。
フレーム以外を全て同じに揃えればフレームの性能はある程度わかりますが、意図しない組み合わせだと極端にエアロ性能が下がる事もあるしテストとの相性もあるからツアーマガジンの数値が良いからエアロ性能が良いフレームという訳ではありません。 完成車パッケージとしてどれくらいのエアロ性能があるかだと思って良いでしょう。
とはいえリムハイトはエアロ性能に直結しているので、最近完成車のリムハイトが高くなっている訳です。
ここで本題の続きです。
来年からの規制にサイクルロードレースで使えるリムハイトの最大値が盛り込まれました。
上限は【65mm】です。
一部メーカーからでている80mmや100mm等はタイムトライアル用途以外では使えなくなります。 高いリムハイトのホイールは横風に弱いだけじゃなくバイクのコントロール性能にも影響を及ぼします。 その限界値が65ミリとの判断なのでしょう!私的には55mmでも使いにくいですが(笑)
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