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 | 2026ツール・ド・フランス2026のコースが発表されました。 今年のポイントは第一ステージのチームタイムトライアル新ルール適用かもしれません。
 
 既存のルールでは規定人数(4人または5人)最後の選手のタイムが全員のゴールタイムになっていましたが、新ルールでは各自のタイムがそのままゴールタイムになります。
 そして今回のコース20キロの最後800mが7%勾配になっています。
 このパターンだと最後にエースを打ち出す形になるので、セカンドエースクラスもアシストの為に完全に脚を使ってしまいます。つまり第1ステージでツールの総合がしぼられてくるでしょう。
 
 
 他に見所のステージは19ステージ南側ラルプ・デュエズの山頂フィニッシュです。
 ツールで最も有名な峠である21のツヅラを持つ南側ラルプ・デュエズが久しぶりに登場します。
 ポガチャルかヴィンゲゴーがマルコ・パンターニの記録を破るかどうかが最大のポイントです。
 ちなみにパンターニがどれくらい速かったかというと、全盛期のコンタドールやフルームより数分速いんです。もし、ここでポガチャルとヴィンゲゴーがガチでやりあったらこの記録を抜けるかもしれません。
 
 ちなみに前回2022年のラルプ・デュエズ13.8kmのベストタイムはポガチャルとヴィンゲゴーで39分10秒です。歴代最速は1995年にマルコ・パンターニが出した36分50秒(13.8キロ相当)です。
 
 余談
 ウィキのパンターニ登坂記録は1997年で37分35秒となっていますが、私が以前海外サイトで調べたデータやJスポでの辻さんのコラムでは1995年で36分50秒です。
 
 No.10478
 
 下のリンクの12ステージ参照
 https://news.jsports.co.jp/cycle/article/20190310223342/
 
 ところが日本でのデータの多くはwikiを参照しているみたいで1997年の37分35秒が最速で次が1994で38分、次が1995年で38分4秒となっています。
 
 どうしてこんなに違うかなのですが、どうやら1995と1997では計測距離が違うみたいなんです。(確定情報ではありませんが650m程度違うらしく、多分これが原因で間違いないと思います)
 つまり1994や1995年は1997年より手前から計測を始めていて1997年は現在と同じく距離13.8kで計測していたので差がでていたみたいです。
 
 計測距離が違うデータを比べるのはフェアじゃないという事でNo.10478の一覧は計測距離を13.8キロに合わせたタイムで順位を出しているというわけです。
 
 タイムを現在の距離に合わせるのが良いのか、昔のデータを無いものとするのが良いのかという議論になると炎上しそうですが、そこまで気にしないで過去最速はパンターニだっ覚えておけば良いです、
 
 (ちなみに最新の一覧データを検索したかったのですが、この一覧を見付けた当時どうやって検索したのか覚えていなくて、今検索してもたどり着かないです(笑))
 
 何はともあれ歴代トップをパンターニが持っているのだけは間違いないみたいなので、なぜパンターニがこんなに速かったのかは別にして(笑)ここで一気にポガチャルとヴィンゲゴーに大きく抜いてもらいスッキリしていただきたいところです。
 
 ちなみに翌20ステージもラルプ・デュエズフィニッシュですが此方は西側ラルプ・デュエズなので登坂距離は短いのでラルプ・デュエズのイメージとは違うと思います。
 とはいえツール最長クラスの上りであるテレグラフ経由のガリビエ(約30kmで2,000m上る)はパワーがあるのでバッドデイにあたると一発で終わる可能性もあります。
 何はともあれ来年のツールも楽しそうです。
 
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