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ポガチャルが何名かの選手を連れてパリ〜ルーベにでてくる5つ星セクター、カルフールドラルブルを試走したらしいです。来年もパリ〜ルーベ出場しそうです(笑)
以前こんな質問を受けた事があります。 「石畳のレースって他にもあるしパリ〜ルーベなんて殆どアップダウン無いですよね?なんでパリ〜ルーベだけが特別みたいに扱われるんですか?」 という内容です。
答えは簡単でパリ〜ルーベの石畳は他のレースの石畳とは難易度が全く違うからです。 多くのレースにでてくる石畳は上面が平で溝も浅く、ある程度震度はあるけどそこまでハンドルをとられる訳ではありません。 しかしパリ〜ルーベの石畳は丸くなっていて溝は深く広い為に、衝撃は酷いしハンドルが取られてまともに走れません。 特に有名な最高難易度5つ星の3区間、アランベール、モンサンペヴェル、カルフールドラルブルはヤバい区間です。
ゴールまで100キロのアランベールは勝負所ではありませんが、最高難易度の石畳に時速50キロ以上で突っ込むレイアウトで機材トラブルや落車の温床でしたが、近年直前にシケインを設けたり、迂回させたりで速度を落とさせてから入るし一部石畳の修繕が入ったりしたので昔程ではなくなりましたがヤバい事はヤバいです。
モンサンペヴェルはコース後半に出てきて途中に石畳の直角コーナーがあり、集団ではラインが取れない為によく落車が発生します。 過去にはカンチェラーラやボーネンやファンデルプール等がモンサンペヴェルの前でアタックして、モンサンペヴェルを通過した時点で勝負が決まった事はありますが普通はここでは決まりません。 (この3人は普通じゃないので(笑))
そして今回ポガチャルが試走していたカルフールドラルブルはゴール前17キロに登場する最後の5つ星セクターで前半〜中盤が超荒れた石畳で後半は普通の石畳になっています。 最後にして最大の勝負所といわれています。 区間後半以降はゴールまで勝負所はないので、ここで離されたらもう追い付く場所はありません。
またパリ〜ルーベは雨が降ると石畳の間にある土が泥になって全身泥まみれのとんでもない状態になります。この泥は滑るしが口や傷口から体内に入ると感染症を引き起こす事もあります。
パリ〜ルーベは特別なレースです。
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