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よしなしごと   kan : 2023/07/11(Tue) 11:41 No.11024
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今回のネタは先月、OGKのホームページに《自転車ヘルメットの安全基準について》という文章が掲載された事によりす。

https://www.ogkkabuto.co.jp/about/topics/2023/06/cycle-helmet-news.html

この中でSG規格のヘルメット安全試験について掲載されています。海外製品にはCEマークがついていますが似た様な試験だと思って間違いないです。
これをクリアしていれば最低限の安全性が保証されていると考えて間違いありません。

ここからが本題です。
メジャーメーカーであれば最低限の安全性をクリアしているのは当たり前なんですが、安全基準をギリギリでクリアするヘルメットもあれば遥かに高い安全性を持つヘルメットもあります。

軽くてシェルが薄くて小さくてキノコにならない軽量ヘルメットより、ある程度重くてシェルの厚みがありMIPS等回転衝撃対策機構を搭載されている様なヘルメットの方が転倒時の安全性は高いと思われます。

実際にモデルによって安全性は変わります。
例えばMIPSスフェリカル等は完全にヘルメットが二重になっていて外と中がズレます。つまりヘルメットをかぶった上から更にヘルメットをかぶっている事になります(外のシェルは硬く中のシェルは柔らかい)。

薄いシングルシェルのヘルメットと比べれば間違いなく安全性は高いでしょう。
実際にヴァージニア工科大のテストではスフェリカル採用ヘルメットは全て高得点をマークしています。

逆に軽量ヘルメットはシェルは小さく薄いし回転衝撃対策を乗せる事も難しいので安全性に関しては規格を通るギリギリでしょう。
また間接的な事ですがシェルが小さいと内部空間にゆとりがなく、髪の毛で空気移動経路が塞がれて上手く空気が流れてくれません。
そうなると想定通りに内部の温度が下がらないという事もあり得ます。
内部温度上昇は暑い時期のライドで集中力を低下させる事になるでしょう。

しかし軽いヘルメットは肩や首にかかる負荷が減るのでつかれにくく、間接的に安全性が高くなるという考えもあります。軽いヘルメットは本当に楽ですから!

一時期170〜200gという超軽量ヘルメットが流行りましたが、今はほぼ消滅してしまいました。今の主流は220〜300gくらいかな

余談
OGKのサイトを見ていたらシールドつきヘルメットで面白い記述を見つけました。それが以下です。

《※シールド装着時に強風を受けた場合は風でシールドが外れる場合がありますので、十分ご注意いただきますようお願いいたします。》

まぁ、考えてみればOGKのシールドは角度がなだらかだから、風が巻き込めばはずれる可能性はありそうです。
しかしこのなだらかさのおかげでシールドの下に眼鏡をつける事ができるし、顔の形状に依存されにくい訳だから大きなメリットにもなっていますね。

手持ちのシールドつきヘルメットでヴァンキッシュがあるけど、これは顔にピッタリ張り付くような角度でシールドがつくので眼鏡使えないし顔の形が合わない人もいるんじゃないかな。
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