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クリンチャータイヤとチューブ交換の難易度について考えます。
タイヤやリムの種類によって交換する時の難易度は変わります。今回はチューブレスではなくクリンチャーでの内容です。
まずタイヤ&チューブ交換難易度は大きくわけて以下の様に変わります(私見)。 そのうえで難易度が高い場合のチューブ交換のコツを考えます。
難易度(高い>低い) ・リム内巾狭い>リム内幅広い ・チューブレス対応リム≧クリンチャー専用リム(タイヤによっては逆の場合もある) ・アルミリム≧カーボンリム ・細いリム>太いリム ・新品のタイヤ>>しばらく使っているタイヤ ・ドレッド面が逆反りしているタイヤ>>>蒲鉾型のタイヤ ・内側が滑り難いタイヤ>内側が滑りやすいタイヤ ・薄いチューブ>厚いチューブ ・張り付く様なチューブ>>つるんとしたチューブ ・再利用チューブ>新品のチューブ
ネットをみると『○○のホイールに○○のタイヤがはまらない!これ不可能じゃない?』という書き込みをよく見かけます。
はめにくいタイヤは確かにあります。その理由は上記の様に様々ですが、基本的に『はまらないのは何かを間違えている』事が大半です。
例えばグランプリ5000がはめにくい・・・嘘だろ!グランプリ5000なんてかなりはめやすいタイヤだぜ!
という事で今回は基本であるチューブ交換の手順について考えてみます。 はめやすいタイヤはこのうち幾つかをカットしたり纏めたりしても出来てしまうのですが、はめにくいタイヤは手順を追ってやった方が確実です。
@チューブの空気を抜く Aタイヤの両側をリムからはがす Bタイヤレバーをかけて外す Cチューブに0.5〜0.7気圧程度空気を入れてチューブを軽く膨らませる(丸く膨らむ最低限) Dチューブをタイヤの中に入れて折り目がでない様にバランスを調整する Eタイヤをつかみながらチューブのみリムの上にあげる(バルブ側から左右均等に)。この時タイヤはリムにはめない F【重要】バルブと反対側(Eの終了場所)からタイヤをリムにはめていく(バルブから10センチくらいずれた所で最後をはめる様に位置調整) G【最重要】手で軽くはめられる所までいったらバルブと反対側に戻って今はまっている部分のタイヤをグニグニしながらタイヤの中にチューブを完全に入れてしまう(ここが最大のポイントでこれをやらずにチューブの空気を抜くとチューブが挟まれたり、チューブにあたってビードが底におちなかったりする可能性がある) Hチューブの空気を抜く(この時点でチューブはタイヤの中に収まっています) Iバルブと反対側からタイヤを指で挟みつつ(ビードを底に落としつつ)バルブの側まで引っ張って行く Jそのままビードを手ではめる(ここまでしっかりやれば、よほどじゃなければ手ではまるけど、無理な場合はタイヤレバーを一番はめにくい場所に1本使って入れる。その脇は手で入れる) Kバルブを押してチューブの最後をタイヤの中にいれてバルブ付近のタイヤを落とす L家の場合は少し多めに空気を入れて数分放置するか、少し多めに空気を入れたら一度空気を抜いて再度空気を入れると確実にビードがあがります。
注・以上は最低限ケブラービードタイヤの場合です。超安価なワイヤービードタイヤは対象外とします(´・ω・) |
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