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LOOKのニューフレームついに発売です。
https://795bladers.lookcycle.com/en
モデル名はLOOK795bladeRSだからフルモデルチェンジという事です。 流石LOOKだと感じたのはハンドルです。見た目はシームレスでステム一体型ハンドルなんですが分割出来ます。 これによって整備性の悪さを改善出きるし、ハンドルを交換しなくてもステム長さをかえられます。
LOOKはエアロライト系で極端な整備性の悪さを指摘されていて、現行ブレードから整備しやすい方式に変更した流れがあります。 その痛い記憶からこういった構造になったんでしょうね。
ちなみにフレームセット価格ですが5,900ドル・・・うわぁ(´・ω・)
今の795RSが4,100ドルで日本円で税込605,000円、785RSが3,100ドルで484,000円だから新型はフレームセット価格88万くらいになりそうです(笑) 一体型ハンドルがかなり高価なのかな?
(新型795RSはステム一体型ハンドルつき、旧型795RSは専用ステムつき、785RSはハンドルステム、シートポスト等は付属しない金額です。) LOOKの新型はbladeの名を冠したから純粋なエアロロードカテゴリーですね。
おまけ(私見です) エアロロードというと某○○○マガジン社のエアロ性能テストが有名です。 時速45キロで完成車としてのエアロ性能を調べるテストです。若干アレな試験だとは思いますが面白い事は面白いです。 今最速はシンプロンのプライド2で199wです。 有名ハイエンドバイクだと旧エアロードが202w、システムシックスが203w、旧S5が205w、ヴェンジやドグマFが208w、SL7やタィムマシーンロードが210wです。
勿論テストしているのは極一部のモデルだけなのでこれより速いモ自転車はかなりありますが、まぁ参考にはなるでしょう。
ちなみにS5は新型でエアロ性能は更に上がっているし、キャノンデールも新型スーパーシックスがシステムシックスより空力がよいといっているので、○○○マガジンで試験 はしていませんが、試験をすれば、このあたりのバイクは全て200w前後の数値が出ると思われます。 また新型マドンや新型フォイル、新型オルトレも軒並み200w付近の数値を叩き出すはずです。また新型エアロードもエアロ性能にはほぼ変化がないので同じく200wクラスです。
実はこの○○○マガジンのテストには裏があって、今ランキングに出ている数字からリムブレーキモデルは排除されているんです。 例えば先代マドンのディスクモデルは212wでランキング外ですが、全く同じ型のリムブレーキモデルはデビュー直後の2016年になんと204wという最新のバイクにも負けない数値を叩きだしています。
ディスク用に専用設計されていないフレームならリムブレーキモデルの方がエアロ性能がよいのは有名ですがこれくらい違うという事です。
勿論今の一流メーカーの最新ディスクロードバイクは専用設計されているから、こういった比較は出来ません。 最新設計のディスクブレーキモデルは既にリムブレーキモデルを超えています。
しかしリムブレーキメインで開発されたモデルをディスク化しただけの自転車や、何も考えずにディスクブレーキだけをつけたようなモデルもいまだにあります。そんなモデルは全くオススメしません。
更に余談 これをみてわかると思いますが、今現在モデルチェンジ直前のターマックSL7と他チームのバイクにはエアロ性能に大きな差がでてしまっています。 スペシャライズドがもうすぐ出るはずのSL8を待たずしてステム一体型エアロハンドル(-4w)をだしたのはツールでその差を少しでも詰めるためだと思います。 勿論SL7はエアロ性能というよりトータルとして性能が高く、発売当時は世界一速いといわれたバイクですが、新しいUCI規格のバイクがエアロ性能で軒並み200w前後を叩き出す状況を考えると、8〜10wのエアロ性能差はトータル性能の高さだけでは厳しい差だと思います。というかこのハンドル使えばヴェンジなんかは最新バイクに近いエアロ性能になってしまいますね。
発売当初追われる立場だったSL7も、いつの間にか追う立場になったという事がわかります。 《世界最速バイク》それはこれからも変わっていくでしょう!
一番速いバイクを求めてバイクを選んでいる人は毎年新しいバイクを注文する必要があるくらい新しいバイクは進化しています。 恐ろしい時代になったもんです(笑) |
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