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ツール・ド・フランス2024のコースがヤバすぎです。
グラベルロード(砂利道)や最終日のタイムトライアルに目が行きがちになりますが、なんと前半と後半の2回アルプス山脈を走ります(笑)
特に第4ステージ!こんな早い段階で超級山岳のガリビエ峠が設定されています。
しかも1級のセストリエールやモンジュネーブルを過ぎてからのガリビエ峠という本格的な山岳ステージです。今回のガリビエ峠は緩い側からなので勾配自体はたいした事ないのですが、標高が高いのが問題の峠です。(乗鞍とほぼ同じ)
これ、ヤバいんじゃね!
仮にこの段階で総合が決まる可能性があると先頭のゴールタイムが早くなります。
そんな時スプリンターチーム間の調整が上手くいかないと4日目にしてピュアスプリンターはタイムアウトになる可能性があります。
超級山岳等の場合、上りが苦手なスプリンターチームは何チームか集まってグルペットを形成して集団でタイムアウトになって救済措置を発動させます。 (タイムアウトの時間は各ステージをカテゴリー分けして、ステージ首位の平均スピードから%が決まります。これはレース前に示されていて、3〜30%くらいまであるのですが概ね5〜15%くらいが多い印象です!例えば6時間の中級山岳で10%になったなら先頭がゴールしてから36分が足切りタイムになります)
救済されるのはタイムアウトの選手が出走選手の20%を越えた場合と言われていますが、仮に全22チーム各8名の選手が出走しているなら36名程度の選手がタイムアウトにならなければ救済は発動されません。
スプリンターチームが全て協力すれば問題はないのですが、今年はスプリントステージが中盤以降に大量にあるので、上れるスプリンターがいるチームはグルペットに協力しない可能性があります。(上れないピュアスプリンターをタイムアウトさせたいから)
まぁ、今回はガリビエ峠を下ってゴールだから大丈夫ではあると思いますが・・・ (プロツアーのスプリンターって下り凄まじく速いんですよ!上りでついた先頭との差を下りでつめるので、実は先頭より速いんです)
来年は楽しいツールになりそうなのは間違いないです! |
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