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三本ローラーと実走での前輪タイヤのつぶれ方の違いです。
カラータイヤを使って鼓がアルミの三本ローラーを回すとアルミが削れてタイヤにつきます。次に少しだけ濡れた路面を走ると路面と接触する部分のみ剥がれて写真の様になります。
三本ローラーと道路ではタイヤのつぶれ方が違うのでこんな風になります。どんな意味かというと三本ローラーは丸い面でタイヤに接する為、タイヤが大きくつぶれた状態になるということです。
これだけ書くと[抵抗が増えるから高気圧を下げるとよい練習になりそうだ]と考えるのですが、普段使いのタイヤを使ってローラーをしている人はそれはお止め下さい。
多くのタイヤのゴムはセンターが厚くなっていてサイドはに行くにしたがって薄くなります。また、センター部分のみにしかパンクブレイカーが入っていないものが殆どです。
つまり低い高気圧で三本ローラーを回していると、本来ならコーナー等でしか使うはずのない部分が使われて、パンクしやすいタイヤが出来上がってしまいます。
この写真は私の乗り方での接触状況です。私より自転車がふらつく人はもっとサイドの減りが大きくなります!
三本ローラーを回す時、面倒だから空気を入れない人もいますが出来れば入れて下さい。 私の場合、毎回入れるのは面倒なので私の普段より0.5気圧位多めに入れて数日持たせます。
おまけ 三本ローラーのセッティングで大きな間違いをしている人がとても多いです。
説明書にはフロントホイールのシャフトとフロント鼓のシャフトの位置が同じになる様にセッティングして下さいとあるはずですが、みんなそれだと怖いと勘違いして鼓の方を前に出してしまいます。しかも数センチも!
そうしないと前輪が前に飛び出てしまうんじゃないかと考えてしまいますが全く逆で説明書通りシャフト軸を合わせた方が自転車コントロールは楽だし飛び出しにくいです。
ホイール軸の真下に鼓軸があるのはハンドルを使って蛇行しても元に戻すのは楽なんですが、ホイール軸より鼓軸が前にあると蛇行した時に自転車をコントロールするのが難しくなります。 具体的には前輪が横を向いて三本ローラーの内側に落ちようとします。 三本ローラーが安定しない人は説明書通りのセッティングにしてみて下さい。それがかなり解消されるので、驚くくらい乗りやすくなります。
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