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保険といってもピンとこない方もいるかもしれませんが、ここでいう保険とは自転車に乗っていて、万が一に事故で人をケガさせてしまったり、何かを壊してしまった時にその賠償すべき支払いを負担してくれるものです。
自転車はあくまで「車両」ですので人をひいてはしまった場合は車でひいてしまったのと同じです。
自転車の場合、強制加入保険というものが無いので、ある意味自動車より民事賠償という点では最悪な結果を招くかもしれません。
たとえば子供が突然飛び出してきたり、峠の下りで山菜採りの高齢者が現れたら避ける自信はありますか？
運悪くはねてケガさせてしまった場合、相手に過失があったとしても交通弱者の優位性で、過失の大半は自転車側になり得ます。まして死亡させてしまったらなおさらです。
相手が自動車であった場合でも当然ながら交通弱者優位により自転車有利ですが、物損だけでいえば車の修理代の方が高額なので支払い額はこちらの方が高かったなどというオチもあり得ます。
チームでの朝練での落車事故等でも賠償責任は発生するかもしれません。
本人同士はそういった事態を想定しているのだからお互い様だと思うかもしれませんが、実際に自転車同士でぶつかって後遺症が残るようなケガをしたり、死亡した場合に家族は黙っていられないかもしれませんよね。
人にケガをあわせると、例えば骨折程度でも休業補償や慰謝料など最終的には何十万単位の賠償額になるのが普通です。
最悪、重大な後遺症や死亡させてしまった場合は民事裁判で何千万という民事判決が多くでている現実があります。
ですので、みなさん自身を守るためにもぜひ保険の再確認をしていただきたいと思います。
実際のところ「自転車保険」という名称のものはほとんど無いかと思います。
知らないうちに自転車事故での賠償をカバーしてくれる保険に加入している可能性があるので、一度確認していただきたいものは3つあります。
ひとつは所有しているクレジットカード。
もうひとつは火災保険です。
このふたつには賠償責任が発生した場合でも費用を負担してくれる保険が付帯されている可能性がありますので内容を再確認してみてください。
もちろん付帯されていない場合でも追加金で付帯させる事は可能だと思います。
最後は自動車の任意保険です。特約の項目に「個人賠償責任特約」という記載があれば自転車事故でも対応できます。
個人的には自動車保険の特約を一番おすすめします。
たいがいの方は車に乗ると思われますのが、年間プラス2000〜3000円程度で特約をつけられるので負担も少ないかと思います。
保険会社にもよりますが、補償額はできれば無制限のものを選んでください。(火災保険とクレジットカードの場合は一億が上限額だったと思います。)
示談交渉サービスの有無も必ず確認してください。弁護士費用負担までついていたら最高です。
ちなみに個人賠償責任保険は家族全員に適応されますから、子供が他人のものを壊してしまったり、ケガを負わせてしまった時でも対応してくれます。
しかもこの個人賠償責任保険を使っても、自動車事故での適用ではないので、自動車保険の等級には一切影響はありません。
詳しくは保険会社に問い合わせて、今一度保険についてご確認、ご検討ください。
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