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タイヤの最低空気圧を下回っているんじゃね? という話が届いています・・・はい!下回っています。 最低空気圧を守りたい人は守った方が良いと思います。 私は気にしないから遠慮無しに下げています。
おまけ(本題?) タイヤの転がり抵抗比較サイトにローリングレジスタンスがありますが、この数値はある程度キレイな路面(しかも金属路面(笑))かつインピーダンスロスを考慮していないので、ツルツル路面で速いタイヤが高評価を得てしまいます。 またローリングレジスタンスの条件は綺麗な路面で、ブレイクポイントが表れないので現実とは違います。
皆さんも感じていると思いますが、荒れた路面(この辺りの普通の路面)では高い空気圧だと跳ねて全く走らなくなります。 しかし、空気圧を下げすぎると走りが重くなってしまいます。
現実の転がり抵抗(横軸を空気圧、縦軸を転がり抵抗とした場合)の折れ線グラフはVの字を描きます。 つまり現実の路面では空気圧を下げすぎても上げすぎてもダメで、どこかに路面状況とタイヤの種類と重量の最適ポイント(V字の頂点、ブレイクポイント)があるはずです。
これに関してはシリカラボがテストしていて、ローリングレジスタンスとは全く違う結論が出ています。 このデータでは荒れた路面では空気圧が高過ぎると転がらないという結論がでていて自分の感覚と一致します。
私の感覚ではローリングレジスタンスのデータと実際の転がりはかなり違います。たとえばグランプリ4000S2とコルサ2.0ではグランプリ4000S2の方が転がるという結果が出ていますが、実際の路面使えはコルサ2.0の方が遥かに転がります。
私は2007年から2018年までのメインバイクにはグランプリ4000、S、S2と使ってきました。5000ものりましたが、あまり好きなのり味じゃなくて様々なメーカーのタイヤを購入してテストしたら、コルサグラフェン2.0で空気圧を下げた時の転がりとグリップ、のり味が抜群によくてコンチネンタルから移行しました。
今も書きましたが、コルサグラフェン2.0の特徴は空気圧を下げて、少し荒れた路面を走った時の転がりの良さです。 空気圧を上げて走るのは当たり前ですが、空気圧を下げてグリップしながら転がるのがこのタイヤの特徴です。
よく考えてみれば不思議な話しでローリングレジスタンスのデータの頂点に位置するのは同じビットリアの同じ系統のモデルであるコルサスピードです。 それに対してコルサはデータ的には転がらないタイヤです。ではなぜこうなったかは多分ですが、コルサにある縦溝です。 これの為に綺麗な路面だと溝の山が潰れてしまい転がらないというデータになるのではないかと思います。 しかし現実の路面はかなり荒れているので、これが上手く潰れてグリップしながら転がってくれるのではないかと考えています。
前にも書きましたが今ワールドツアーチームで一番多く使われているメーカーはビットリアで、二番目はコンチネンタルです。 タイヤに関してはホイール以上に走行性能に直結するので各チームも妥協出来ない部分でしょう。
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